vol.53 「沼田の熱い3日間」

2011年08月13日  COMMENT 0  TRACKBACK 0

8月13日(土) お盆の初日・・・。

・・・などと何食わぬ素振りで書き出す訳にはいきませんね。
およそ、1ヶ月ものブランクを作ってしまったこの「せんむのめせん」。
まずは、ただひたすら謝罪あるのみ!

  「申し訳ありませんでした!」 「今日から復活いたしますので、お許しください!」

言い訳は全くありません。
いくつかのチャレンジを続けた7月、ブログを書きながら睡魔に負け、無策にも、翌日まわしを続けた結果の結果です。
(って、少し言い訳になってるかも・・・。)

という事で、今日はこの間の事を少しプレイバックし、紹介いたします。

沼田の8月と言えば、これ、「沼田祭り(通称:おぎょん=祇園祭りがなまってこう呼ばれています)」 です。
毎年、何曜日であれ、8月の3・4・5日と決められていて、今年は残念ながら全て平日!
沼田祭りと言えば、とにかく暑い夏にさらに熱く、3日の内、必ず来る激しい夕立。
ですが、今年は少しクールな天気の中でのヒート。心配された夕立もなく、やや平年とは違いました。

町内みこし[1].jpg
最初の写真は、わが町内「材木町」の子どもみこし。
昨年まで私は、商工会議所の大天狗みこしをお手伝いしていましたが、今年は町内のお祭りに参加。
この子ども達と同じ、「神明=材木町内神社の名前」の半纏をまとい、同じ町内の一体感を楽しみました。

県警音楽隊[1].jpg
商店街はといえば、午後から、歩行者天国。5日には、警察音楽隊を迎えパレードなども行なわれ、
一転、夜になると・・・
夜の商店街[1].jpg
山車や、みこし、出店の明かり、人の波で、これぞ、沼田祭り!
この山車(だし)は、沼田では「まんどう」と呼ばれ、各町内自慢の「まんどう」が引かれ、お囃子を競い合います。

わが町内の「まんどう」は・・・
さ組[1].jpg
材木町は「さ組」と呼ばれ、「ざいもく」 の ざ→さ  となり、通称:「さ組」としてまんどうが町を練り歩きます。
そして、この太鼓と笛、かねで、伝統ある祇園囃子を奏でて祭りを盛り上げます。
まんどお囃子合戦[1].jpg
お祭りの終盤、クライマックスには、市役所前広場で各町内のまんどうが集まり、お囃子合戦に。
今年の優勝は鍛治町に軍配!

そして沼田名物の「大天狗みこし」も3日と5日、迫力の徒業です。
天狗みこし[1].jpg
この天狗みこし、女性しか担げません。
この1基を上げるのに約150人の女性が必要です。
沼田の女性パワーの源です。

この天狗と双璧となる、男達の誇り、2大神社みこしは、熱く激しく沼田祭りのラストを飾ります。
榛名神社みこし[1].jpg
こちらは、榛名神社みこし。白いさらしが巻かれた大きなみこしが男達にもまれ躍動します。

須賀神社みこし[1].jpg
そして、こちらも伝統ある須賀神社みこし。
沼田祭りのシンボル的存在で、最後の須賀神社境内では、奉納されるのを惜しみ12時近くまでもまれます。

こうして沼田の熱い3日が終わり、皆、来年を待ちます。
来年は、一転、3・4・5日が、金・土・日に。
今年見れなかった方も来年はぜひ、沼田祭りにご参加ください。


P.S.
現在の角屋工業は栄町にありますが、創業の地は「東倉内町」 通称:「ひ組」です。
その「ひ組」のまんどうは・・・

ひ組[1].jpg
現在の「ひ組」のまんどうはこちらですが、当社に保存されている写真にこんな1枚が・・・
昭和25年頃のひ組[1].jpg
昭和25年頃の「ひ組」のまんどうと町内の方々です。
東倉内町の東を「比賀志」と書いています。粋です!
そしてこの写真の前列、まんどうの中央でうちわを持ち、ひときわ気合の入った顔をしている人・・・

当社の創業者の「角屋 一三(かどやいちぞう)」さんです。
このまんどうの製作にも関わっていたらしく、町内の人たちとの濃い関係もうかがえます。
地域と一つにつながっている会社・・・この原点を忘れてはいけないですね。


ちょうど、今日はお盆の入り。
おじいちゃん(一三さん)とおばあちゃんをお寺に迎えに行きました。

ブログを再開する事もでき、今夜はおじいちゃん、おばあちゃんの前でゆっくりお酒でも飲みたいですね。


                                                       (飯島でした。)


 

 

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