vol.44 「災害防止研修と安全祈願」
6月17日(金)
この日は、年に1度の利根沼田地区の建設関係者による合同の、労働災害防止研修と工事安全祈願祭へ出席。
場所は、玉原スキー場へ行く途中の山深い場所、天狗を奉っている迦葉山 弥勒寺(かしょうざん みろくじ)で行なわれました。
沼田労働基準監督をはじめ、利根沼田県民局、利根沼田環境森林事務所、利根沼田農業事務所、沼田土木事務所など群馬県出先機関の代表の方々と、建設事業者50社の代表者が出席し1年間の建設災害ゼロを祈願しました。
朝9時に迦葉山へ到着、本堂へ向かいます。
いかにも天狗が出そうな高い木に囲まれた参道を抜け、境内へ。
正面には本堂が。緑の中に天狗カラーの赤がひときわ目立ちます。
天狗様の神通力を感じる雰囲気です。
沼田市は、毎年8月の3・4・5日の祇園祭の際、2基の大きな天狗神輿(みこし)を出します。
1期当り女性だけで約150人ぐらいいないと担げないような大きさ、重さです。
その内の1基の大天狗面がここに奉納されています。
諸願成就・大天狗面です。
沼田市は天狗様の力で災害などから町が守られています。
今年もお祭りまであと1ヵ月半。各地域でお囃子の練習も始まっています。
この国難の時、天狗様の力を借り、元気な町をそれぞれが取り戻してほしいものです。
さて、研修会の方は本堂の中で行なわれました。
今年の主のテーマは、節電等が進む中、より暑さが増す中でおこりうる労働災害への注意です。
まず、考えられるのが熱中症です。昨年は全国で47人の方が熱中症により死亡されています。
前年から極端に増えた年でした。今年も猛暑が予想されており、その対策と予防を知る必要があります。
私たち建設業は、日中の外や、現場内の冷房なしの所で働く仕事です。
日常の健康管理や、予防のための水分と塩分補給、そして兆候を見逃さない事、正しい処置をする事などをこの日の研修会で学びました。
又、これから特に被災地での建設業の役割や作業が増えていく中で、
がれき処理作業に関する留意事項の通達もありました。
私たち建設会社は、安全で安心な建物をつくる事はもちろんですが、
作業そのもののプロセスを安全に、無事故無災害でやりきる事が、根底に必要ですね。
幸い、当社ではここ10数年間にわたり、現場労働者が4日以上の休業を必要とする労働災害はおきていません。
おかげさまで、7月1日には伊勢崎市で行なわれる平成23年度群馬産業安全衛生大会において、表彰される事になりました。これも常日頃、現場で作業にあたっていただいている協力業者さん、職人さんたちの安全作業のおかげです。
もう一度、ここで足元を見つめ、安全作業を継続していきたいと思います。ありがとうございました。
(飯島でした。)
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