前回現場監督の仕事として、　「原価管理」　「工程管理」　について説明しましたが、今回は

　「品質管理」　について話したいと思います。

「品質管理」

たとえば造付け家具を取り付ける時、そのスペースはどれだけ必要か、また仕上材は何にするか、

制作方法、取付方法など施工図を作成し、打合せ検討していきます。

そして、工場で造られ現場に搬入された製品が、打合せ通りのもか、不具合はないかチェックし、

合格した後、現場に取り付けます。

建具でも、壁紙でもすべて同じです。

寸法確認中の永井監督

建物を造るのには必ず設計図がありま

すが、設計図通り施工されなければ

いけません。

現場監督は、設計の意図を職人さん

達によく説明し、作業方法などを指示

していきます。

さらに肝心なことは、職人さんが指示

した通り施工しているか、現場にいき、

チェックしなければなりません。

現場監督のきめ細かいチェックと的確な指示がより良い建物につながっていくのです。

また設計図に画かれていない部分や、納まりについては、設計事務所と協議し、施工図や施工計画書を作成

し、工事を進めていくのも現場監督の仕事です。

また当社では、建物（木造住宅）の品質確保の為、「基礎配筋検査」　「木軸組検査」　「屋根・外壁検査」

「大工完了検査」　「竣工検査」　等の社内検査を行っています。

次回は　「安全管理」　についてです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　建築部　　　新井