こんばんは。工事部　青木です。

本社の近所に、沼田脳神経外科循環器科病院さんという大きな病院があるのですが、

昨年の7月より、大規模な改修工事を当社で施工させていただいています。

Ⅰ期工事に始まり、現在は最終のⅣ期工事を行っています。

実はこの病院は、新井建築部長と寺口設計室長が若かりし頃に新築した建物なんです。

しかし、今回はその大規模改修工事ではなく、手術室の床の貼替工事をご紹介します。

改修工事のほうは、また後日。

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まず着工前です。

床がボコボコになってしまっています。どうやら下地の薄塗りモルタルが剥がれてしまっているようです。

しかし、ここで問題が。

・手術室１、２　及び前室にまで補修箇所があるため、時間が掛かる。

・下地処理剤の強烈な匂いをどうするか。（窓がない）

・工事期間中は、緊急の手術も出来なくなる。

・・・・協議の結果、手術室２のみの施工とし、他はまたの機会に。そして換気は送風機により排出。

緊急の手術が出来ないことを考慮して正月休みに施工する。

・・・・正月休み！？（ＴﾍＴ）

しかたないです。覚悟を決めました。

まずは既存の長尺塩ﾋﾞｼｰﾄを剥します。

その後、浮いたモルタルをケレンがけして掃除機で吸い取り、きれいにします。

手術室の床は、一般の床とは違い、重量物にも耐えられる床材を使用しています。

それゆえ、専用の下地処理剤を使用します。これが強烈。

送風機で換気します。入口は扉が閉められないので、シートで養生します。

塗っているのが下地処理剤のハードナー。

1回では不陸が取れないので、固まってはチェックし、印を付けてまた塗ります。

結局3回塗りでようやく仕上がりました。すでに3日が経過しています。

いよいよ新しいシートを貼ります。

ローラーを転がして馴染ませます。（シートが硬い！）

このあと、ジョイントを溶接して完了です。

送風機を使用したので、それほど埃も無かったのですが、手術室なので専門のクリーニング業者さんに依頼。

最後にワックスを塗って完了です。

なんとか工程を調整して正月3が日は休めました（＾＾；

先日、施工後の確認に行ってきましたが、問題ないようです。

ちなみに、新井部長と寺口室長の過去の施工とは無関係です。念のため。

本当は、いつも内装工事をお世話になっている三栄装備さんを紹介しようと思ったのですが、

写真を撮り忘れてしまったので、またの機会に。

さて、工事の流れが分かったところで、残りの補修はよろしくお願いします。新井部長。

次はゴールデンウィークかな（笑