暑い季節に、ホッカホカの舗装は、いかがですか~♪ 

2012年07月17日  CATEGORY 本社営業部通信  COMMENT 0  TRACKBACK 0

暑いですね~。

熱中症のことはここでは書きません。

皆さん、耳にタコができるほど聞いていると思いますので・・・。

こんにちは、本社の池田です。

 

 

 

 

暑いこの季節には出来れば避けたい仕事があります。

それが、

”夏のアスファルト舗装工事♪”

(激アツ!)

なんです。

 

 

 

色々な仕事がありますが、

工種によっては気温・天候により中止される施工があります。

 

 

 

例えばコンクリート打設工事・・・。

 

極度な温度(とっても寒かったり暑かったり)の場合、

施工条件を整えるために暖房を設置したり、シートを掛けて、

直射日光や外部冷気を遮断します。

散水も温度を下げたり、湿潤を保つには必須です。

それでも施工の必要条件が得られなければ作業中止となります。

 

例えば屋根工事・・・。

 

ご想像の通り屋根の上はまさに日陰無し!!

鉄板屋根では火に掛かったフライパンの上で作業を進めるような感じです。

雨が降れば屋根がツルツルと滑りこれまた危険。

夏の屋根工事は朝早く施工して日中を避けたり、

天気予報とにらめっこして安全作業に努めます。

 

どんなに暑くても雨さえ降らなければするお仕事・・・。

それが、

1 舗装状況.jpg

アスファルト舗装工事なのです。

上の写真の黒い物体・・・。

これが固める前のアスファルト舗装で、我々はアスファルト合材と

呼びます。

緑色の機械がアスファルトフィニッシャーと呼ばれる機械で

ダンプトラックから直接、合材を受けて機械の中を通って、

後ろにスクリューを使って広げ均一に広げます。

問題は合材の温度です!

ダンプトラックの荷台で温度測定するとだいたい165°!!

フィニッシャーの中を通って広げられた直後で、

155°から160°ぐらいです。

・・・・。

ちょうど良いお風呂の温度が42~44°ぐらい。

卵の白身が白くなるのが60°ぐらいから。

うどんやスパゲッティをゆでるお湯が100°・・・。

天ぷらを揚げる油でちょっと低温でって言ったら160°ですよ!!!

 

天ぷらが揚げられる温度の、黒い合材の上で仕事します。

職人さんの足下にご注目!

専用の溶けない安全靴を着用しています。

普通の運動靴で舗装工事をすればソールは剥がれ、熱が伝わり

足の裏を低温やけどします(池田経験済み・・・。)

熱中症対策は?

フィニッシャーの後ろに大きい水タンクが搭載されていて

いつでも水分補給が出来るようになっています。

それと日頃から鍛えているのでこちらが心配するほど

がっつり仕事をしてくれます。

夏の舗装工事はその暑さから筆舌に尽くしがたく・・・とは、

よく言い当てたフレーズで、ネット辞典 ウキペディアの一節です。

現在では削除されているようですが、夏のアスファルト舗装工事を

灼熱地獄ではなく、筆舌に尽くしがたいとは・・・まさにその通り♪

舗装の日の休み時間に食べるかき氷アイスはまさに

筆舌に尽くしがたいお味であります♪

 

この日は10人パーティーで舗装工事。

手慣れた手つきと連携で極めてスムーズに作業が進みます。

なんで10人も必要なの?って思う方にメンバー紹介。

2 フィニッシャーマン.jpg

 

まずはフィニッシャーの運転手、

フィニシャーマン!

椅子に座ってテントも頭上にありますが大変な仕事です。

だいたいベテランの方がフィニシャーマンです。

そしてそのすぐ下にアジャスターマン!

フィニシャーの後部に乗ってアイロンの高さを調整し

アスファルトの厚さを調整する係。

 

3 レーキマン.jpg

はい、舗装の要、

レーキマン!

極めて重要な作業者で、仕上がりの出来映えに違いが出ます。

左右2名で作業し、細かい修正も彼らの指示の元に行われます。

特に構造物脇(U字溝や擁壁など)との収まりは、レーキマンの

腕に掛かっています。

今回も最高の出来映えでした。GOOD JOB!

6 スコップマンとレーキマン.jpg

右側がスコップマン!

アスファルト舗装スペシャリストの登竜門ともいえる

作業で重い合材を角スコップに満載しレーキマンの指示の元運び、

帰りに大きいつぶつぶを前に戻す・・・を繰り返す、

体力勝負なポジション。

しかし、常にレーキマンの動きを見られる為、仕事を盗むにはもってこい♪

どんなベテランも、ここから始まるスコップマン。

左右2名で作業します。

4 プレートマン.jpg

はい、こちらはプレートマン。

合材が温度が下がる前に両脇やマンホール等の蓋の周囲を

踏み固めます。後半、疲れてくるとこの小さな機械に振り回されるのは

経験不足な証拠です>>>池田、とほほ・・・。

5 ローラーマン.jpg

ローラーマンですね。

この機械はコンバインドローラーです。

前輪が鉄製、後輪がタイヤです。

4m道路なので初転圧はこの大きさのローラーを使用します。

だいたい、歩く速さぐらいの速度で締め固めます。

ヘアクラックが出ないように・・・でもなるべく熱い温度で転圧します。

110°から140°ぐらいですが出来れば高めの温度で・・・。

 

あれ、この後のタイヤローラーの写真がありません。

これでいいか・・・

P1070762.jpg

はい、ローラーマンその2です。

 

大型ダンプと同じ荷重で少し速いスピードでがっちり転圧します。

重いので途中で停めておくと舗装が下がってしまうので

要注意です。

この他にダンプマン(4tダンプオペ×2名)が作業します。

 

最後にローラーマークを消しておしまいです。

スルスル なめらか スムーズ 舗装の完成です。

8 完成.jpg

(結構マジメに語ってますね・・・長文 スミマセン。)

うーん、良い出来です。

夏じゃなければ寝ころんでゴロゴロしたいくらい、良い舗装になりました。

話が戻りますが、品質のことを考えるなら冬期より今の時期のほうが

良いんですよ。

なんせ舗装は、

温度が命

ですから・・・。

春先や秋の舗装工事は気持ちいいんですよ~。

早く秋にならないかな~。

秋には、大きいアジ釣りが楽しいんだけどな~。

 

ホビー 釣り友の会

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それではまた・・・。

本社 池田でした。

 

 

 

 

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