部長のつぶやき・・・現場監督の仕事

2012年02月02日  CATEGORY 工事部通信部長のつぶやき  COMMENT 0  TRACKBACK 0

 

 

よくお客さんから 「現場監督って、仕事は何してるの??」って聞かれます。

実際、仕事をしているのは、大工さんや電気屋さんの職人さん達で、

現場監督が、ノコギリを使ったり、電線を配線したりはしません。(気が向くと

たまにはします。)

目に見える仕事がないので、お客さんに現場監督の仕事が理解されないのは、

致し方がありません。

 

 

 建物を完成させるには、大工さんや電気屋さん以外に、様々な職人さん達がかかわります。

住宅でも20職種以上で、学校や病院建設などになると30~40職種以上になります。

現場監督の仕事は、様々な職種の仕事を、「どの業者に」、「いくらの価格で」、「どの時期に」、

「どの作業方法で」・・・いかに安全に作業していくか検討し、工事を進めていくのが主な仕事です。

これをちょっと難しく言うと、 「原価管理」 「工程管理」 「品質管理」 「安全管理」 となります。

 

よく例えられるのが、オーケストラの指揮者です。どんなに素晴らしい曲も、指揮者次第で違うように

現場監督により、建物の出来、不出来があります。  ここが監督の腕の見せ所  です。

 

 

      では、詳しくそれぞれについて具体的に説明しましょう。

 

「原価管理」

 

        数量算出中の青木主任

CIMG0502.JPG

どんな仕事でも、予算がありますが安ければ

何でもいい訳ではありません。

 

決められた予算の中でいかに良い建物が出来るか

またA業者は価格は安いが、工期内での仕事が

出来るか、B業者は価格は高いが、仕事が丁寧

だとか、あらゆる面から検討し、決定していきます。

 また、設計書に基づき、あらゆる資材

(コンクリートや鉄筋、木材から建設で使う資材すべて) の数量を算出し、業者と打合せをして

業者に注文していきます。

そして請求から支払いまで管理していきます。これを、工事が始まる前から終わりまで行います。

ひとつの工事で、数千万円から何億という工事現場もありますから、ちょっとした会社の社長さんのようです。

 

それだけ重要な仕事です。

 

    次回は 「工程管理」 と 「品質管理」 についてお話したいと思います。

 

 

建築部  新井

 

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