耐圧盤C打設と品質管理

2012年04月20日  CATEGORY 工事部通信  COMMENT 0  TRACKBACK 0

沼田の桜も見頃になってきたと思ったら、今日の朝はかなり寒かった。

こたつも仕舞ってしまったので、ストーブを付けました。  石田です。

今日は、沼田の現場の進捗状況と工事監理について報告します。

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耐圧盤(土間)のコンクリートを打設しました。

P4180014.jpg

ミキサー車~圧送車に生コンを補給して、圧力を利用してホースから生コンを出します。

 

今回のコンクリートの仕様(配合)は、 呼び強度            スランプ           粗骨材の最大寸法

                     24N/mm2      18cm                25mm

 

で構成されています。(フラット仕様)

なお、この強度は設計基準強度ですので、品質管理から強度の補正が要求させます。

温度補正と呼ばれる物で、予想平均気温によるコンクリート強度の補正を行わなければなりません。

地域・市町村名・標高などで、補正値が異なります。

 

今回の補正値は・・・・・3 N/mm2     でした。

結果として強度は・・・・24+3=27 (N/mm2) でコンクリートを打設しました。

P4180006.jpg

 

実際に現場で到着した、ミキサー車から採取したコンクリートを製品検査します。

ここでの確認事項は、スランプと空気量と塩化物含有量が確認できます。

スランプとは大まかに言うと生コンクリートの軟らかさの程度を表す値です。

スランプ試験とは・・・・

P4180010.jpg

 

こいつを使います。スランプコーンって言います。写真のように、上端内径100mm,下端内径200mm.高さ300mm

及び厚さ5mm以上の金属製で高さの約2/3の所( 300×2/3=200mm)にとってが付いています。

 

①水平に設置した鉄板を下に弾き、スランプコーンに生コンを3層に分けて詰めます。各層を突き棒で均した後、25 回一様に突きます。この割合で突いて材料の分離が生じるおそれがあるときは、分離を生じない程度に突き数を減らします。

 

②スランプコーンに詰めたコンクリートの上部をスランプコーンの上端に合わせてならした後、直ちにスランプコーンを静かに、鉛直に引き上げ、コンクリートの中央部において下がりを0.5cm単位で測定し、これをスランプとしています。

 

スランプの許容差は所要スランプが18cmですので、±2.5cmでです。

この現場では

P4180002.jpg

17.5cmで-0.5cmですから合格です。

続いては空気量

P4180007.jpg

空気量測定器です。名前は空気量測定器?

生コンクリート中の空気量を測定します。

①試料を容器の約1/3まで入れ、ならした後、突き棒で25回均等に突きます。

突き穴がなくなり、コンクリートの表面に大きな泡が見えなくなるように、容器の側面を木槌などでたたきます。

さらに容器の約2/3まで試料を入れ、前回と同様の作業を繰り返します。最後に容器から少しあふれる程度

に試料を入れ、同様の作業を繰り返した後、定規で余分な試料をかき取ってならし、コンクリート表面と容器の

上面を正しく一致させます。

 

②ふたを容器に取り付け、空気が漏れないように締め付けます。空気室の圧力を初期圧力より大きくします。

5秒後に調整弁を徐々に開いて、指針を初圧力の目盛に正しく一致させます。約5秒後に作動弁を大きく

開いて、指針が安定してから圧力計の目盛を読みます。これがほぼ空気力になります。

(骨材修正係数が0.1%未満の場合)

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空気量は、配合報告書の記載で4.5%

空気量の許容差は所要空気量±1.5%です。写真を見て確認してみましょう。

赤の数値で、読み数値は4.0%で合格です。(CASE    B    NO    WATER)

 

塩化物量含有検査も  0.3  kg/m2 以下でしたので全てクリアしました。

で現場に戻って・・・

 

P4180017.jpg

 

コンクリート打設工事(耐圧盤)において管理項目・・・・・コンクリートの厚さの確認

設計厚 t=150mm

実測厚   t=155mm       O k

P4180018.jpg

コンクリートを鏝でならしています。

 

P4180021.jpg

耐圧盤C打設完了です。

 このあと、天気がいいのでひびが出てないか確認と鏝押えをしました。 これにて完了です。

 会社への帰り道

 

 

P4190076.jpg

 日本一の河岸段丘        以上 報告終了です。

 

 

 

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